今年(2011年)1月から2月にかけてツイートした、TPP関連参考文献 を 再掲。
→2012年2月~2013年10月の文献を追加
→Wikileaks公開文献(2013年11月13日,12月9日 )を【TPP交渉経過】に追加
→2013年11月の文献を追加
→Wikileaks公開文献(2014年1月15日 )を【TPP交渉経過】に追加
※重要基本文献のみ掲載していますので、突飛な主張のものはありません。
【TPP関連必読文献】
石川 幸一「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の概要と意義」[PDF]
(『季刊 国際貿易と投資』2010年秋号 pp.64--pp.74)
佐々木 高成「オバマ政権の通商政策:ドーハラウンド・FTA政策の展望」[PDF]
(『季刊 国際貿易と投資』2009年夏号 pp.167--pp.180)
松石 達彦「東アジアにおけるFTA急増の背景とその問題点」[CiNii 論文PDF - オープンアクセス]
(『久留米大学 産業経済研究』第46巻第3号(2005年12月) pp.167--pp.190)
石田 信隆「TPPと戦略的経済連携 ─「開国」幻想と決別し整合性ある貿易政策へ─」[PDF]
(『農林金融』2010年12月号 pp.23--pp.41)
Ian F. Fergusson, Bruce Vaughn「The Trans-Pacific Partnership Agreement」[PDF] 更新
Updated December 12, 2011 CRS Report for Congress R40502
Brock R. Williams「Trans-Pacific Partnership (TPP) Countries: Comparative Trade and Economic Analysis」 [PDF] 更新
June 10, 2013 CRS Report for Congress R42344
Ian F. Fergusson, William H. Cooper, Remy Jurenas, Brock R. Williams「The Trans-Pacific Partnership Negotiations and Issues for Congress」 [PDF] 追加
August 21, 2013 CRS Report for Congress R42694
「TPP と日本農業・農政の論点 ―貿易自由化・食料自給率・農業構造・制度設計―」[PDF]
(国立国会図書館調査及び立法考査局『調査と情報 -ISSUE BRIEF-』No.703, 2011.2.)
「環太平洋経済連携協定(TPP)をめぐる動向と課題」[PDF] 追加
(国立国会図書館調査及び立法考査局『調査と情報 -ISSUE BRIEF-』No.735, 2012.2.)
「砂糖をめぐる状況―TPPの影響を中心に―」[PDF] 追加
(国立国会図書館調査及び立法考査局『調査と情報 -ISSUE BRIEF-』No.755, 2012.7.)
「環太平洋経済連携協定(TPP)の概要」[PDF] 追加
(国立国会図書館調査及び立法考査局『調査と情報 -ISSUE BRIEF-』No.770, 2013.2.)
「【アメリカ】 TPP(環太平洋経済連携協定)に関する下院公聴会」[PDF] 追加
(国立国会図書館調査及び立法考査局『外国の立法』No.250-2, 2012.2.)
「【アメリカ】 TPP(環太平洋経済連携協定)に関する下院公聴会」[PDF] 追加
(国立国会図書館調査及び立法考査局『外国の立法』No.251-2, 2012.5.)
「【アメリカ】 TPP(環太平洋経済連携協定)に関する下院公聴会」[PDF] 追加
(国立国会図書館調査及び立法考査局『外国の立法』No.252-1, 2012.7.)
「【アメリカ】 TPP(環太平洋経済連携協定)に関する下院公聴会」[PDF] 追加
(国立国会図書館調査及び立法考査局『外国の立法』No.256-1, 2013.7.)
「【アメリカ】 TPP(環太平洋経済連携協定)に関する下院公聴会」[PDF] 追加
(国立国会図書館調査及び立法考査局『外国の立法』No.257-1, 2013.10.)
片山 信子「課税自主権と地方への税の配分の国際比較」[PDF] 追加
(国立国会図書館調査及び立法考査局『レファレンス』2013.9 pp.39--pp.64)
「ISDS条項をめぐる議論」 [PDF] 追加
(国立国会図書館調査及び立法考査局『調査と情報 -ISSUE BRIEF-』No.807, 2013.11.)
【TPP交渉経過】
Secret Trans-Pacific Partnership Agreement (TPP) (Wikileaks) 追加
「Secret TPP treaty: Advanced Intellectual Property chapter for all 12 nations with negotiating positions」 [PDF] (Wikileaks / November 13, 2013) 追加
「Secret TPP treaty: Environment chapter for all 12 nations」 [PDF] (Wikileaks /January 15, 2014) 追加
Leaked Trade Negotiation Documents (Public Citizen / http://www.citizen.org/) 追加
Second release of secret Trans-Pacific Partnership Agreement documents (Wikileaks / December 9 ,2013) 追加
【米韓FTA参考文献】
「【韓国】 米韓自由貿易協定(FTA)批准同意案の可決」[PDF] 追加
(国立国会図書館調査及び立法考査局『外国の立法』No.250-1, 2012.1.)
「【韓国】 通商手続法の制定と米韓FTA再交渉要求決議案の可決」[PDF] 追加
(国立国会図書館調査及び立法考査局『外国の立法』No.250-2, 2012.2.)
【ASEANのFTA参考文献】
「ASEANのFTA政策」[PDF] 追加
(国立国会図書館調査及び立法考査局『調査と情報 -ISSUE BRIEF-』No.792, 2013.6.)
【WTOドーハ・ラウンド参考文献】
高澤美有紀「WTOドーハ・ラウンドにおけるサービス貿易自由化交渉」[PDF]
(国立国会図書館調査及び立法考査局『レファレンス』2006.11 pp.153--pp.170)
樋口修「GATT/WTO体制の概要とWTOドーハ・ラウンド農業交渉」[PDF]
(国立国会図書館調査及び立法考査局『レファレンス』2006.11 pp.131--pp.152)
松井一彦「WTOドーハ・ラウンドの意義と課題 〜各国議員間の論議を中心に〜」[PDF]
(参議院 調査室『立法と調査』2007.4 pp.80--pp.91)
Ian F. Fergusson「World Trade Organization Negotiations: The Doha Development Agenda」[PDF] 更新
Updated December 12, 2011 CRS Report for Congress RL32060
【TPPを理解するためのWTO参考文献】
滝川 敏明・著『WTO法 ―実務・ケース・政策【第2版】』[amazon]
【FTAAP, APEC, CEPEA, EAFTA 参考文献】
星野 三喜夫・著『「開かれた地域主義」とアジア太平洋の地域協力と地域統合 ~APECの適切性と親和性についての実証的研究~』[amazon]
→ 「TPPに関する政府発表文書」も併せてご覧ください。
2011年11月4日金曜日
TPPに関する愚痴ツイートのまとめ (2)
GATT/WTO体制は「第二次大戦の原因はブロック経済にある」 とする国際社会の総括の帰結であり、TPPやFTAAPはGATT/WTO体制を揺るがす“21世紀型ブロック経済体制”に他ならないからこそ阻止すべき なのであり、単純な日米問題でもなければ関税自主権などの問題でもありません。
第一次・第二次世界大戦の経験を経た21世紀の現代に“19世紀的 な独立国家観や通商条約観”を単純にあてはめて語ることは危険だ。
21世紀の現代の現実に即した思考が必要不可欠なのだ。なぜGATT/WTO体制が必要 とされなぜそれが今行き詰まっているのか? 今の視点で客観視できているのか?
GATT/WTO体制を仮に全否定したとしても、もはや「安政の不平等条約」で問題になったようなレベルでの“絶対的関税自主権”は超大国アメリカですら実現不可能なのです。
TPPの問題点の核心はそんなところにあるんじゃない!
「酷いものなのは確かだが、攻めどころはそこじゃない!」と言っているのに誰にも理解されない。
TPPだけではなく、ありとあらゆる政治課題全てがそうだ。的外れな批判は敵を利するだけだ!
バラバラに的外れな批判を繰り返していては、各個撃破されていく…。こんなのは(戦略論をちょっとでもかじったことのある人間なら誰でも知っている)初歩的な戦略ミスだ。そんなんじゃ勝てるものも勝てなくなる。
本質を見失えば、我々日本人は国民共通の敵に各個撃破されてことごとく殲滅されてしまう。
通商問題の核心はどこにあるのか? 安全保障問題の核心はどこにあるのか?
データをもとに冷静に見極めよ!
バラバラに的外れな批判を繰り返していては、各個撃破されていく…。こんなのは(戦略論をちょっとでもかじったことのある人間なら誰でも知っている)初歩的な戦略ミスだ。そんなんじゃ勝てるものも勝てなくなる。
本質を見失えば、我々日本人は国民共通の敵に各個撃破されてことごとく殲滅されてしまう。
通商問題の核心はどこにあるのか? 安全保障問題の核心はどこにあるのか?
データをもとに冷静に見極めよ!
2011年11月1日火曜日
2011年10月31日月曜日
フジテレビ「とくダネ!」が挙げていたTPP交渉分野
フジテレビ「とくダネ!」が挙げていたTPP交渉分野を見てみると…
平成23年2月1日付け外務省文書
「TPP交渉の24作業部会において議論されている個別分野について」(PDF)
をちゃんと読んだのかな?
- 物品関税
- 原産地規則
- 食品検疫
- 安全規格
- 貿易救済
- 政府調達
- 知的財産
- 越境サービス
- 商用者移動
- 金融
- 電気通信
- 電子商取引
- 投資
- 環境
- 労働基準
- 貿易手続
- 制度的事項
- 紛争解決
- 協力
- 競争政策
- 横断的事項
平成23年2月1日付け外務省文書
「TPP交渉の24作業部会において議論されている個別分野について」(PDF)
をちゃんと読んだのかな?
TPPに関する愚痴ツイートのまとめ (1)
TPPに賛成か反対かを言えるのは、GATT/WTO体制に関する基礎知識、GATT/WTO体制におけるRTAの要件、アジア太平洋地域における各種RTAや二国間FTA/EPAの締結状況、P4協定の中身などを知っているのが前提だが、TL上の賛成・反対はそれらが不明確だ。
(TPPに限らず)「反対する理由があるから反対する」んじゃなくって、「何が何だかわからなくて不安だから反対する」っていう… しかも「情報の隠蔽や操作」はわからない理由のほんの一部に過ぎず、大半は「情報の体系的整理・蓄積の怠慢」という国民の怠慢のせいなのだ。
もう何度も繰り返したので細かいことは敢えて書かないが、ちゃんと調べれば日本にとってTPPは不利でCEPEAのほうが有利なんてのは誰でもすぐにわかる。CEPEAのことを持ちださずにただ闇雲にTPP反対だけ唱えるのは、無知の上に胡坐を書いて不安に怯えているだけだ。
国民にも国会議員にも民主的手続きを進める能力がないので、そこにつけこまれてなし崩し的にTPP参加表明へとなだれ込むことになるわけです。路上や院外で騒ぐだけでは世の中は良くなりません。全ての政治課題について「判断材料としての情報の体系的整理・蓄積」の上に立った議論を!
TPPの問題について、「TPPか二国間FTA/EPAか」という問題に矮小化してはいけない。議論の出発点は「第二次大戦の総括としてのGATT/WTO体制にコミットできるか?」ということです。
(TPPに限らず)「反対する理由があるから反対する」んじゃなくって、「何が何だかわからなくて不安だから反対する」っていう… しかも「情報の隠蔽や操作」はわからない理由のほんの一部に過ぎず、大半は「情報の体系的整理・蓄積の怠慢」という国民の怠慢のせいなのだ。
もう何度も繰り返したので細かいことは敢えて書かないが、ちゃんと調べれば日本にとってTPPは不利でCEPEAのほうが有利なんてのは誰でもすぐにわかる。CEPEAのことを持ちださずにただ闇雲にTPP反対だけ唱えるのは、無知の上に胡坐を書いて不安に怯えているだけだ。
国民にも国会議員にも民主的手続きを進める能力がないので、そこにつけこまれてなし崩し的にTPP参加表明へとなだれ込むことになるわけです。路上や院外で騒ぐだけでは世の中は良くなりません。全ての政治課題について「判断材料としての情報の体系的整理・蓄積」の上に立った議論を!
TPPの問題について、「TPPか二国間FTA/EPAか」という問題に矮小化してはいけない。議論の出発点は「第二次大戦の総括としてのGATT/WTO体制にコミットできるか?」ということです。
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